子宮腺筋症で漢方薬の処方は症状を緩和するのが目的

子宮腺筋症の症状が出ている方は

  • 出血は大量
  • 生理痛も激痛
  • 痛みにのたうち回っている
  • 痛み止めが手放せない

等、不安や恐怖感といつも背中合わせですよね。

 

大量出血の方の経験談ですが、こんな話を聞いたことがあります。

トイレに座ったきり立てない位の出血で、一番大きいナプキンでも1時間位で交換しなければいけない状態。そのため貧血もありました。

 

子宮腺筋症治療の種類は選択肢が多いのですが、
漢方薬での治療もその中の一つです。

 

子宮腺筋症の場合、どんな漢方薬が用いられるのか?

 

五積散(ゴシャクサン)

腰痛、関節痛、神経痛、生理痛、胃腸炎などに用います。
血行や水分循環を良くし、胃腸の働きを活発にすることで、冷えや痛みに作用します。

 

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

貧血症状に用います。
血行を良くして体を温めたり、ホルモンバランスを整える作用があります。

 

桂枝茯苓丸加よく苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)

子宮などの炎症に用います。
のぼせや冷えを改善し、血行を良くして熱のバランスを整える作用があります。また、肌の状態をよくする効果も期待できます。

 

芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)

手足の骨格筋の緊張をゆるめて痛みをやわらげる作用があります。
特に強い痛みに有効とされます。

 

具体的には、生理痛をはじめ、筋肉のつっぱり・こわばり・けいれんを伴う筋肉痛、神経痛、胃けいれんを含め胃痛や腹痛、胆石や尿路結石による疝痛、さらには腰痛や肩こり、いろいろな痛みに広く用いられています。

 

桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)

子宮の病気全般に用います。
女性の生理不順、重い生理、生理にともなう不安やイライラに作用、腰痛、便秘、打ち身、あるいは高血圧にともなう頭重感や肩こり・めまいなど、広く用いられています。

 

温経湯(ウンケイトウ)

血液循環をよくしてほてりをとるながら、体を温める作用があります。
ホルモンのバランスを整えたり、乾燥した皮膚を潤す効果も期待できます。

 

折衝飲(セッショウイン)

血流の流れを良くする作用があります。
停滞していた血流を改善することで、生理痛や生理不順、肩こりや冷えなどに用いられます。

 

 

※ただし、「治す」ではなく「症状を軽くする」という効果になります。

 

子宮腺筋症の症状が比較的軽く、今のところ治療が必要ない方は漢方薬で症状を抑えることが可能といえますね。